弟子入り決意

今までの私の経歴を仕事のカテゴリーで分類すると、職人という言葉は全く縁がないように思われるかもしれませんが、私はどんな職種であれ、自分の時間や能力をお金で買ってもらう、お金をもらうことで自分を評価してもらう以上(お金を払う側はそこまで言ってないかもしれませんが)、自分の仕事にプライドを持ち、その仕事を極める努力をしてきました。その道の職人のつもりで勤めてきました。

 では、なぜその勤めを辞めて、ヴァイオリン製作職人を目指したか?
費やした時間がモノとして形になる。自分のモチベーションで仕事ができる。などなど。まだ今は私が理解していないような気もしますが、形のあるモノを自分のモチベーションでつくることができる仕事を自分の道にしたいと思ったからです。

 これから数年間、我慢の修行に入ることに迷いがなかったわけはありません。それでも、私は自分のなりたい自分になりたい。親方にそうなるための力を与えてもらいたい。家族も応援してくれる。そんなありがたい幸運な環境に、飛び込むことができるこのチャンスを自分のモノにしたいと、弟子入りを決意しました。

 

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